篤姫? それはどうでもよいのだが・・・。

 篤姫自体・・・というより、大河ドラマとか連続テレビ小説自体嫌いなので見ませんが、とあるところで島津家の殿様の話を聴く機会がありました。
 そこで、「これだ(・∀・)!!、なんかみんな忘れてない( ゚д゚)!」というのは・・・

 島津藩は決して豊かではなかったように思えますが、近代化、兵農両政策、郷中教育など、多くの功績が残っています。とりわけ郷中教育は「ボーイスカウト」の手本となったとかなっていないとか。で、郷中教育と書いて「ごじゅうきょういく」と呼ぶそうで、このへんは方言なのでしょう、多分。
 で、「城を以て城となさず、人を以て城となす」ですよ、これ。
 郷中教育の「嘘を言うな、負けるな、弱いものいじめをするな」も現世にとって足りないのかも知れません。むしろ「負けるな」だけが先行して「勝つためには人でも殺す」ような世の中になってしまっているのでしょう。
 さて、「人を以て城となす」はまさに、現代日本に足りないところだなと思います。米国(愚民)のいいように、ゆとり教育を導入させられ、挙げ句の果てには国力の低下を招かされたあげくに、日本は米国の眼中にない国になりました。問題は、米国に見放されたとか言うところではなく、用済みにされているところでしょう。まぁ、今後米国を従えるような国造りをしなければなりません。
 それはそれとして、人財とかいいながら、口だけの会社も多いですが「人を以て組織となす」「人を以て会社となす」「人を以て国となす」なわけです。
 島津の初代の殿様ですら、こんなコトを平気で言ってのけているわけですから、今の日本人がそれを理解できないはずはないのですよ。しかも、城の隣が私学校だそうですから。いかに文武に力を入れていたかを想像するのはたやすいです。
 人の大切さ、人の能力の大切さを今一度理解し直して、いろいろなことに取り組む必要がありそうです。