政治と経済。(第11翼)

 だめ狼は以前から、景気浮上策を政府もしっかりすべきだといっています。市場原理ですべてを任せていると、税収や雇用、治安に渡り大きな影響を及ぼすのは目に見えています。だからといって、必要以上の介入はマイナスですし、全くの未介入だと、国そのものとしての経済が破綻、国際経済から資金は引き揚げられ、はじき出されるのは目に見えています。

 現在の経済は、古典経済論(だめ狼が勝手に命名しました)では説明できない状況になっています。古典経済論の定義としては、「外国為替が市場原理によって決定しない頃、またはデリバティブが確立しなかった頃までの経済論」をさすこととします。単純な方程式で表されていたころですね。
 このころまでは、金利とインフレというのはわかりやすい関係だったりしていたわけです。
 だめ狼は、現状金利を上げるのは慎重派ではあるのですが、もはやそうもいっていられない現状もあるということも認識しているつもりではあります。
 理由としては、経済の国際化と金融商品の発達により、お金が消費に供されにくくなってきたこと。もう一つは、物価と所得の関係です。
 現状、金利を上げたがる理由の一つに大企業の金余り体質にも因ります。はっきり言って「あるなら使え」というのが経済活性化の基本なのですが、使いたがりません。
 個人に至っても、外貨預金だのFXで資金が企業に循環する仕組みが成り立たなくなっています。
 つまりは、「金利を下げても消費が活発とならず、国外に資金が流れてしまう」という悪循環になっています。逆に金利を上げると「景気が対して浮上せず、国外から資金が流れ込む」という訳わからない状態にもなってしまいます。
 となれば、インフレ抑制かつ資金を国内にとどまらせるという観点での利上げは妥当ではないか・・・という考えも十分に可能だということです。景気を浮上させるためには、株式市場やFXといった金融市場にだけお金が入ってきただけでは成り立ちません。もちろん、現状では直接金融なしに資金調達は考えにくくなってきましたが、「金融商売」以外をいかに活性化するかが「景気」をよくするための方策でしょう。

 ちなみに、この外為どっとコムのバーチャルFXで「だめ狼」を検索するとだめ狼の順位が分かりますw。
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