先週(今週)の反省会。

 先週も大半を床に伏していただめ狼です。週末は大分調子が良くなりました。血圧も安定してきていますし。
 さて、先週もなかなかに乱高下のあった相場になっていますが、上手く乗れれば取れるであろうというボックス圏も多々あります。米国での金融対策や報告書等が発表されていますが、依然厳しい状況であることには代わりありません。欧州に於いても買取銀行の設立などの動きもありますので、安定化に大分つながってくるでしょう。
 このような状況下では、自由経済主義の功罪について言及されることも多いですが、資本主義が始まってからの問題であり、それをいい加減学習しない人類の永久の課題であると言っても過言ではないでしょう。こういった流れがあることを踏まえた上での取引というのが順当なところではないかと思っています。抜本的解決はなかなか出来そうにありませんし。
 で、バンカメにも公的資金が入る昨今ですが、今回日本の景気対策についてもどうにかすべきであろうと思うのはだめ狼だけではないかと思います。企業の融資保証に数兆円あてるとかありますが、それで本当に融資実行率が上がるのかは疑問ですし、本当に必要なところにお金が行くのか、詐取されるだけなのか十分注意する必要があります。雇用問題について、若年者トライアルとかいろいろありますが、それらの有用性についても検討すべき点だと思います。
 実際ここをご覧の方はお気づきの通り、「百年に一度」と言われるこの混乱が、百年に一度ではく普通の人災であると言うことです。この百年の間にあった経済混乱と言えば、世界恐慌とオイルショック等ですが、今回はオイルショックがひどい状況になったようなものに自体は近いと考えます。世界恐慌なんて、失業率25%ですよ? 4人に一人は失業者ですよ? そんな状況ですか? 違います。どう考えたって、数字の上だけでは世界恐慌の方がひどい状況であったというのは明白です。ただ、当時と違うのは規模と複雑系を含んだ経済・経営情勢と国際社会であるという点です。これらを含んでも、100年に一度というのは課題表現であり、自分たちを悲劇のヒロインだのヒーローだのを演じている気分にしているだけとなります。
 マスコミにしても、政府関係者にしても、金融関係者にしても、経営者にしても一人歩きした「100年に一度」の表現を使う方が何かと都合が良いわけですが、それで責任逃れをしているうちは、まだレベルが低いと言うことを自白しているものと考えています。