OMCとSMBCとJCBの微妙な関係。
2008年3月3日
CFとOMC、クオークが合併し、かろうじてSMBCが残る形になりましたが、この微妙な集団・・・どうしたものかと思います。
OMCとSMBCはマーケットシェアをうまく分けている形ではありますが、内部の基幹システムは競合していたりします。
というのも、OMCもSMBCもプロセシング等のアウトソーシングビジネスをしています。
OMCは丸井がクレジット業務を共同化を発表していたり、IYCやUCSのカード発行業務を受けていたりします。
で、JCBの即時発行もOMCのシステムを使用していることは知っている人は知っているところです。
最短30分発行のシステムはある意味OMCの独断場でした。まぁ、「瞬殺」という言葉の通り、一分程度で結果が出るという夢のような恐ろしいようなシステムです(笑)。
ということで、この会社たちの取り巻く状況は意外に複雑です。むしろ、SAISON/UC連合が異様にスムーズにいったのはこのバックエンドのシステム、プロセシング等のアウトソーシングビジネスをUCしかしていなかったことが幸運だったと思います。
SMBCもDCMXやソニーカードのバックエンド業務をやっていますから(ソニーは半ば推測。ただ、用紙はSMBCな形式そのままなので)、これらの統合はちょっとやそっとでは進まないでしょう。むしろ、予定が出ると規模が規模だけにIT業界にいればすぐわかります(笑)。