三角合併

三角合併とは、会社を合併する際、消滅会社の株主に対して、存続会社の株式ではなく現金その他の財産を交付して行う合併のことで、その他の財産には親会社株式などがある。
2005年成立した新会社法により、存続会社の株式ではなく、現金その他の財産を用いても良いこととなった。新会社法は2006年5月1日に施行されたが、同項目については敵対的買収の防衛策を講じる機会を確保するためにその1年後の施行となった。
 株式交換によるM&Aは海外の大型買収の主流で、これは巨大企業といえども必要な資金をキャッシュで確保することが困難である事からで、時価総額の大きな企業は、買収に伴う負担が小さく済む。
海外の主な事例
・独自動車ダイムラー・ベンツ、米クライスラーの買収(1998)
・米製薬ファイザー、米ファルマシアの買収(2002)
・米ヒューレット・パッカード、米コンパックを買収(2002)