その 討論の行く末は…。

痛いニュース(ノ∀`):橋下知事、高校生相手にマジ反論。”自己責任”に女子高生号泣…私学助成削減めぐる意見交換会
 いろいろと話題に事欠かない大阪府。この記事を知ったのもだいぶ前ですが・・・。
 さて、ガキどもの主張はあんまり理解できないです。うちも貧乏でしたし、公立以外に選択肢は無かったですから・・・。その割に B 判定のところ受けたりするチャレンジャーなだめ狼。
 橋本知事の意見にはほぼ賛成します。むしろ、討論に出てきた高校生のレベルが低い。日本の教育の過ち(ゆとり教育)を全国に知らしめるいい機会だったと思います。ゆとり教育になってから、学力差が非常に顕著になっていますが、勉強する子はするけれど、しない子は全くしないという背景もあるのでしょう。勉強はお金がかかるというのも一理ありますが、工夫すればお金をかけずに勉強することだって十分にできます。そのための学校図書館ですし、国公立図書館もあります。大体中学生までは教科書がただで配られているのですから、それをちゃんと身につければよいわけです。
 個人や民間が努力してもどうしようもできないところは行政が手立てを打つべきだと思いますが、この討論の論点はレベルが低い。まずは自分が勉強して、物事をしっかり説明できるようになってもらいたいものです。その点ではいいキッカケでしょう。
 だめ狼の地域でも、進んで私立に行く子もいます。その私立は大抵、公立の県下ナンバーワンクラスと同等またはそれ以上だったり、レベルが違いますが・・・。
 選択の自由が与えられると言うことは自己責任であると言うことです。自分で選択しているのかさせられているのかという議論もあろうと思いますが・・・。「自分のレベルを基準にしていけるところを選ぶ」という考え方と「すべての学校は選択肢で、力が及ばないところは自分で努力して解決する」というものに分かれますが、当然後者の選択パターンでしょう。社会に出て、物事を成す上では必要な姿勢だと思います。
 あれですか・・・かけっこでみんな同時にゴールするような訳のわからないスタートをするようになった弊害ですか? 低レベルに合わせるほど世の中は甘くできていません。
 だめ狼自身の考えとしては、教育にかけるコストは非常に大事だと思います。その使いどころを間違えないよう、良くなる点にはちゃんと投資すべきです。

 ところで、当時のだめ狼テリトリーでは、公立は1校しか受けられません。てか、全県一斉に公立入試試験をするところでした。私立は微妙にばらけていましたが、1校だけ18,000人(当時)受験する私立高校があり、受験料関係収入だけで2億円近い売上を立てているところがありました(汗)。
 「公立は1校しか受けられません」にも例外があって、推薦入試を併用した場合は2校理論上受けられます。あと、国立工業高等専門学校(高専)を受験する場合もこれとは別に公立が受験できる日程になっていました。
 いずれにしてもお金がかかるので、公立1校と滑り止め私立の1校の2校のみの受験でしたが。
 大学受験も一応、滑り止め受けましたが・・・。
 塾に行かなくなった何とかなるモノはなります。図書館や図書室、電算室にはかなりお世話になりました。COBOL/C/Basicは教科書以外は全部借りてマスターしましたし、アルゴリズム本とかいろいろも借りて済ませていました。数学本にしても、大抵は図書館で借りたり、試験勉強は先生に指導受けたりでこなせたものです。
 だめ狼はあんまりしてない方でしたから、上は上ですごかったですけどね・・・。