今年後半に利上げか?

 4月25日に全銀協(全国銀行協会)に新会長に就任した奥正之会長(三井住友銀行頭取)が記者会見を行いました。

奥会長記者会見(19.4.24)

 細かい内容は個々で読んでいただくとしよう。その中で、利上げの可能性を示唆するコメントを確認できます。

 景気を見るといろいろな外的な要因もあるが、おそらくこの年度の後半以降は景気の回復が、足踏み状態から脱していくと考えている。そういう中で、日銀の金融政策ということになるが、過去2回、0.25刻みの上昇をしてきたと思うが、おそらく今の状況を見ると、この年前半というのは、そういう状況にはならないのかなと見ており、あるとすれば年後半に従来どおりの0.25刻みの上げということに入っていく可能性があると考えている。

 確かになきにしもあらず・・・と思うのですが、先のことも目先の事も考える必要があります。年明け以降一部産業において減速感が出ているものの、百貨店売り上げは全国売上高も2ヶ月連続で上回ってきているというわけです。が、この時期2-3月期はどう考えても物入りの時期、つまり卒業・就職時期と当然重なること、4月は新入学・行楽と好調となってしかるべき時期となっています。
 あと銀行は「サービス業」だと連呼しているが、「かなり偉そうな」サービス業だと思うのですが?